加計呂麻島で思ったこと。

こんにちは。

少し前になりますが、6月に奄美大島のさらに南にある島、「加計呂麻島(かけろまじま)」へ行ってきました。小学校時代からの親友の奥さんが加計呂麻島の西阿室(にしあむろ)出身という縁で、友人と二人でお邪魔する機会に恵まれました。海外からのお客様に紹介できるような、日本国内の新しい場所を見つけられればいいな、という想いもありましたが、、、やはり魚釣りメインになりました(笑)


古仁屋から瀬相へ渡る「フェリーかけろま」には車でそのまま乗船することが出来ます。積載できる台数には限りがあるので予約していくことをおすすめします。

奄美大島まではLCC(格安航空会社)のバニラエアが成田空港から飛んでいるのでかなり便利に、そして気軽に行けるようになりました。私が予約したフライトで往復約20,000円でしたがタイミングによってはもう少し安く購入できる場合もあるようです。奄美空港から加計呂麻島へはバスとフェリーを乗り継いで行くこともできますが、今回はレンタカーで。奄美空港から奄美大島で一番大きな街、名瀬(なせ)を経由して加計呂麻島への玄関口、古仁屋(こにや)まで約2時間半、古仁屋から加計呂麻島の瀬相(せそう)までフェリーで25分ほどかかります。日本国内の旅行先としてはかなり時間がかかる場所です。


西阿室は加計呂麻島の西側にある集落で、夕日がとても美しいことで有名です。


西阿室についてすぐに連れていっていただいた絶景ポイント。この日はあいにく曇りでしたが、美しい光と影のコントラストを見ることが出来ました。

加計呂麻島の観光資源は「加計呂麻ブルー」と呼ばれる透明度の高い青く美しい海、都会では見られない夜空に輝く無数の星など手付かずの自然。そして琉球文化とはまた違った、それぞれのシマ(加計呂麻島ではシマ=島ではなく、集落を表す方言)ごとの独自の文化が残されているところでしょう。


翌日は朝から船で渡してもらった磯で魚釣り。驚くほど透明度が高い海。


釣れるのは南の魚たち。ブダイやハタは高級食材ですね。

今回、私たちは縁があって友人の親戚のご自宅に泊めて頂き、船を出して頂いたり。夜には釣った魚を肴に黒糖焼酎を飲んで、地元のみなさんが集まってくれてシマの唄を聞かせて頂いたり。ただ観光客として訪れただけではできない体験をさせて頂くことができました。それも含めての感想になりますが、遠くても、時間がかかっても、加計呂麻島にはそれだけの魅力がある!旅好きの方には絶対におすすめします。


釣った魚は美味しく料理して頂きました。ブダイの刺身は最高です。


どこか懐かしい気がする加計呂麻バスのカラーリング

加計呂麻島であらためて思ったのは、旅って、いわゆるアクセスの悪いところに行った方がやっぱり楽しいよね!ということです。だからこそ良さが残されているというのももちろんありますが、そういう移動の時間も含めて旅の楽しみだと感じましたし、どうせ遊びで行く旅なら不便でも時間がかかってもいい!と思えるようになりました。旅行会社という仕事柄、リゾート島なら直行便が飛んでいるところがいい、、観光地は空港や街からアクセスのよいところを選びたい、、などどうしても売りやすくて便利な場所ばかりを探す癖がついてしまっていたように思います。(もちろん、どんな目的で誰と行くかというその時々の旅のスタイルにもよりますよね。僕も便利な場所がいいことも、もちろんあります。)でも今後はアクセスが悪くても、いやだからこそ魅力がある場所をちゃんと手間をかけて旅先として作り上げていきたいなと考えています。
というわけで、海外からのお客様にも楽しんで頂けるような加計呂麻島への旅、課題はいろいろありますが長い目で取り組んでみたいと思います。


砂浜で拾ったガラスを売って暮らしていければいいな、と思いましたがなかなか簡単にはいかなさそうです。

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